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「胸をぎゅーんって締め付けるほどの恋愛をする」話⑩

*****現在カナダのバンクーバーにてせっせか働いてお金貯め中です*****




20100804



逃避と最後の悪あがき










ルルはアイルランドに来たのに全然自分と遊ぼうとしない
なに考えてるか分からない僕のコトを心配し、よくメールをくれた。












僕は僕の想いをルルに伝えてなかった。



ルルのことが好きだってこと

ルルに毎日会いたいんだけど、会おうとしない訳を。








英語で僕の想いを伝えるのも難しかったし、
それをメールで伝えるのはもっと難しかったし、

ルルと2人きりになるのも難しかったし、



僕はルルのことが好きだけどムケちんのことは嫌いだから
一緒に遊びたくないって言って


なんじゃよこいつ小さいやっちゃなーって思われるのも嫌だったし、



真剣な話になってルルの口からムケちんのことが好きって言葉が
出てこないか不安やったりして

なかなか本音を伝えれずにいた。














ただルルがムケちんを泊めてるのは(自分から誘ったっていう)義理であって
本望ではないんじゃないかって、



実は本当は僕のことが好きなんじゃないかって




奈落の底に落ちた自分に
昔話みたいに天から救いの糸が垂れてくるんじゃないか



っていううっすらとした期待もあった






というよりも諦めの悪い僕は、最後の最後まで
突きつけられた現実を受け入れることができなかった。

















でも95%くらいは無理やっていう諦めの気持ちもあって
告っても無駄やし、頑張ってわざわざ伝える必要もねーのかなって思いもあって

告るべきかどうか悩んだ。











でもアイルランド発を翌日に控えて、



せっかく来たんやし言うしかねー!
モヤモヤしたまま離れたくねーし!

って思ってルルを誘った。










「ルル、会いたいんだけど。今夜どっか飲みに行かない?2人きりで」






ルルはすんなりウンと言ってくれ
僕らはアイリッシュパブに飲みに行った。




ルルに僕の緊張感が伝わったのか
いつもより格好や化粧に気合いが入っているように見なくもなかった。




ルルとアイリッシュパブに行くときのために用意したシャツを着ていこうか
どうしようか迷ったけど寒かったのでやめたけど

やっぱり着てくれば良かったなって思った。







僕らはルルのアパートから歩いて10分くらいのパブに入った。



2階の窓側の席に案内してもらうとローソク



じゃねーや



キャンドルが置かれててなかなかハイカラな感じやった。



僕はギネスビールを飲んだ。








アイルランドに来てようやくルルと2人でゆっくり話せるときがきた。




始めのうちは僕の旅の話をした。

モンゴルの寒かった話や文明を離れた生活のこと、
ネパールのトレッキングがすごくよかったこと、
インドのガンガーで泳いだら虫にさされたところから白い汁が吹き出たこと、


それからこれからどこへ行くのか、とか



ルルの通ってる語学学校がどうだとか

アイルランドでどこにへ行ったとか

台湾に戻ってどうするとか


そんな話をした。





僕の描いてたアイルランドライフのワンシーンだった。

普通の話だったけど楽しかった。


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ギネスビールは炭酸が少なくて飲みやすくて美味かった。

僕は気持ち良く酔っ払い、そろそろ本題に移ろうかと思いはじめたころ



ルルから


「店を変えない?」



と言われた。










ルルもこれから大切な話が始まることを悟ってもっと雰囲気のいいところに
移動しようとしたんかと思ったけど



ルルの通ってる学校の先生がまた歌うので
そのお店に移りたいっていうことだった。













先生の歌前聞いたやん。

それよりも俺の話を聞いてくれよ






大事な話があるんだ!






そう言いたかったけど、
まぁ別の店でもできるかって思って先生が歌うというパブへ行った。




次に行った店はすごい混んでいてはじめのうちはは座れなかった。

雰囲気が変わってしまい、なかなか本題に入れずにいると
ムケちんとガビとナオコがその店にやってきた


























がってーむ。



















まだ大事な話してないし。




彼等がぐらいのタイミングでちょうど席が空き、
僕らは5人とも座った。

ルルは向かいに座ったガビやムケちんと話し始めた。





そして僕は知らぬ間にナオコと話してた。













なんでナオコやねん!









別にナオコのことが嫌いなわけではないし、
話がおもしろくなかったとかではないけど、

アイルランド最後の夜くらいずっとルルと2人で話させてくれよって思った。









ルルにはそれまでアイルランドを発つことは詳しく話してなかったんだけど、







今逃したらもうダメだって思って

「明日アイルランド離れるから頼むよ」

ってまわりに言い聞かせ、強引にルルを連れ出した。







別の店に移ろうと思ったけど、どこの店もぼちぼち閉店しようかという
時間帯だった。

缶ビールでもいいやと思ってビールを買えるところを探したけど、
見つけれなかった。


コークの夜は早く更ける。



仕方ないのでハンバーガーとポテトを買って食べた。











そして歩きながら話した。

どういうふうに話しかければいいかわからんくてなかなか
言い出せなかったけど、

頑張って聞いた。




「ねぇ、ルルさぁムケちんのことどう思ってるの?」

「どうって?普通の友達よ。彼はとってもいい人よ」




「ふーん。
 
 ・・・ねぇ、ムケちんっていつアイルランド来ることになったの」

「先月(7月)かな?」




「俺が行くって言ったのとどっちが早かった?」

「・・・わかんない。一緒ぐらいだと思う」





いやいや俺だろ?

俺の方が早く行くって言ってたっしょ!?




だってルル俺がアイルランド行く直前になって
ムケちんがアイルランドに来ることを知ったって言っとったやん。







なんだかやりばのない怒りがこみ上げてくる。







「俺とムケちんとどっちが大事なの」←こんなこと真剣に聞いてカッコわるー、俺


「そんなの両方に決まってるじゃない」










「どっちかって言ったらどっち?」

「どっちかなんて選べない」







「選んでよ。なんで俺がアイルランドに来て、

 なんで予定よりも早く出て行くのか分かる?」














「・・・怒ってるの?」

















悔しかったし、
怒ってたけど、

その怒りをルルにぶつけるのは間違ってる




ルルはムケちんを選んだだけのこと

僕よりムケちんの方がよかった


ただそれだけのこと


ルルが悪い訳ではない












「・・・怒ってないよ。









 ただ、

 

 

 たるい(悲しい)よ」















僕がそう言うと

ルルは今にも泣き出してしまいそうな顔をした。













なんか自分がすごく悪くてちっぽけな男に思えてきた。



僕はその顔を見てたまらない気持ちになり








ルルを抱きしめた










ぎゅーっと

















ぎゅーっと抱きしめた。















抱きしめながら





「前にも言ったけど、
 
 俺はルルのことが好きやよ。



 すげーすげー好きやよ。

 ルルに会いたくてアイルランドに来たんやよ」






で、









「キスしていい?」




って聞いてキスをした。














ほんのちょこっと。



ぴゅって








ぴゅっじゃねーな









ひゅって








ほんの0,2秒ぐらい。
















・・・











足んねーな













あまりにも一瞬すぎてなんかすげー物足りない気がして





「ごめん。ちょっともっかいしていい?」





って言ってもっかいした。









さっきよりもちょっと長めに。







今度はチュッって











うん、今度は満足












で、ルルに聞いた





「ルルは俺のことどう思ってるのか聞かせて」







キスは全然拒まんかったのに
僕のその言葉には困った表情を見せた。









「ちょっと待って。混乱しちゃってよく分かんない。
 
 愛二の気持ちも知らなかったし、
 愛二をそういうふうに見てなかったから」





そう言った。



























いやいやいや











台湾でも告ったやーん!!





















「少し時間ちょうだい」




とルル。









明日アイルランド出るんだから
時間なんてねーよ





って思ったけど、


考える時間が必要ってことは
もしかしたらいい返事がもらえるかも!?



って思って








「わかったよ。ゆっくり考えて」



と言って

最後に僕の全部の愛を込めてハグをし、ルルと別れた。

















そして次の日
僕は答えを聞かぬままアイルランドを去った












見送りに来てくれると言ってたルルは
見送りには来てくれなかった。




























アイルランドを出て6日後

僕はルルとムケちんが付き合いだしたことをfacebookで知った。











ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







いやー


「胸をぎゅーんって締め付けるほどの恋愛をする」話を
最後まで読んでくれてありがとうございます。




ダラダラと長いこと書いてきましたが今回で完結です。






アイルランドを出たあと、ルルから



「愛二と尚吾と藍は私の友達であり、兄弟であり
 恋人であり、私にとってとっても大切な人。


 だから私は今までSALの誰かとそれ以上の関係を
 築こうなんて考えたことなかった。
 だって4人の関係を壊したくないから。
 
 私の言いたいこと分かる?」





っていうメールがきました。












アイルランドに行く前、
僕は俄然強気でした。




ルルも僕のこと好きだと思ってた

とか95パーセントの確率でいけると思ってた



って書いたけど、それには一応理由があって








2月末、僕は台湾を出たルルにすぐにメールを送ったのです。






「ルルは俺の言ったこと
 ウソだと思ってるみたいだけど、あれはウソじゃないよ。
 ホントにルルのことが好きなんやよ。信じて。」


って。




そしたらルルから



「私も愛二のこと好き。
 いつでも愛二のこと信じてるよ」
 


っていう返事がきたからなんです。










まぁ人の気持ちは変わるものだし、
今となっては終わったことですが。










最初は自分の恋沙汰をあんなに細かく書くつもりはなくて
3回ぐらいで終わるつもりやったのに



いつの間にかコト細かに書いていて

「なんで俺こんなに事細かに書いてるんや」

って思ったりもしたけど


すでに後戻りできないほど書いていて
結局最後まで書いてしまいました。











最終的にはフラレれしまいましたが

「胸をぎゅーんって締め付けるほどの恋愛をする」っていうのが
2010年元旦に掲げた目標だったのでそれ自体は一応達成できたかなって思います。

付き合うことが目標ではなかったので。




本当は旅で出会った人とか金髪の女の子とするのが目標だったんですが

オーストラリアで出会った元シェアメイトの台湾人に恋をするっていうのも
おもしろかったかなって思います。






こんな感じで年末に書ききれなかった反省ブログも終わりです。











そして2011年も


「胸をぎゅーんって締め付けるほどの恋愛」ができたらいいなぁと思っています。





今度は実る恋を。













恋のバンクーバーにて


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「胸をぎゅーんって締め付けるほどの恋愛をする」話⑨


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20100730






選択










僕はムケちんのことが嫌いだった。
別にムケちんが人間的にどうだとかじゃないけど

でも僕はムケちんのことが嫌いでできれば顔も見たくなかった。





顔を合わせれば挨拶ぐらいはしたけど必要なこと以外は話さなかった。

向こうも僕のことが嫌いなのか僕の気持ちを悟ってか
話しかけてこなかった。









僕がアイルランドにいる間、ルルはケータイを持ってない僕に毎日メールをくれた。



「遊びにおいで」

とか


「夕食一緒に食べよう」


とか


「週末は車を借りてドライブしよう。
 とってもきれいな場所があるの」



とかって言っていつも誘ってくれた。









好きな人からコトある毎に誘ってもらって
嬉しかったけど、



僕はそれを全部断った。












ルルと会うとき隣には必ずムケちんがいたから。





ルルはたくさん友達いるならみんなで楽しもう
みたいな子だから2人の友人が自分を訪ねてきてるのにどちらか片方とは遊んで
もう片方とは遊ばないっていうことはしない。

それに加えてナオコもガビも必ず誘う。









僕はそれがどうしてもダメだった。









ナオコやガビと一緒に遊ぶのはよかったけど
ムケちんとも一緒になるのがすごい嫌だった。








僕はムケちんを必要以上に意識してしまい、
楽しめなくなってしまうように思えたし、
そういう僕自身がその場の雰囲気を悪くしてしまっているように思えたし、

ムケちん自身も僕がいるときは決して口数は多くなかったように思う。






ルルの前で思うように振舞えなくなるのも言いたいこと言えないのも嫌だったし、
ルルとムケちんが仲良さそうに話してるの見るのも嫌だったし、

楽しくなさそうにしていてルルに気遣わせるのも嫌だった。













ルルに会いに来とるのにルルからの誘いを断ってどうするんやよって

感じやけど、







ルルとムケちんと一緒に遊んで変にモヤモヤした状態でいるよりは
いいと思った。
















でも



辛かった。













今頃ルルとムケちんは楽しく遊んどるんやろうなーとか
思うとやりきれなかった。












自分でそうしておきながら
俺なにしとるんやよーって思った。















まーね、


恋敵がいよーがいまいがそんなの気にせずに楽しくみんなで遊べばいいし、
そんな中でもルルにアピールすればなんの問題もなかったんやけど、







僕にはそれができなかった。





(ヘタレすぎる自分に自己嫌悪)





















アイルランド滞在はあと18日。


その間ずっとこんな過ごし方をするのは無理や




どうにかしなきゃって思った。










でも











宿敵のムケちんは僕がアイルランドを離れるまでずっとルルのそばにいる
























ルルトノタノシイアイルランドライフ・・・





















期待に期待を重ねてやってきたアイルランドで
まさかこんなことになるとは思ってもみなかった。













くそー!







和睦しか道はねーのか!























僕はどうすればいいのかを必死に考えた。





何が正しい選択なのか

自分はどうするべきなのか























そしてヘタれな僕は逃げる道を選んだ










アイルランドに来て4日目、帰りのチケットを破り捨て
新しくアイルランドを出るチケットを予約した。








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「胸をぎゅーんって締め付けるほどの恋愛をする」話⑧

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20100728




転落








「ちょっと飲みすぎちゃったみたいだから酔いを醒まそうと思って。
 でももう大丈夫。大分楽になったから」



心配そうに僕の表情を伺うルルにそう答えた。






やっと望んでた2人きりになれたのにいざ2人きりになると
言葉が出てこなかった。






なんやかの話はしてみるものの話は広がらない。














でもルルは僕を見つめてくる。




















「ルル。ずっと、ずっと会いたかったよ」


「私もよ。愛二元気だった?」










なに、なんかちょっといい感じじゃない?








2人っきりっていうのに酔いも手伝ってか恥ずかしい台詞を
言ってしまったけど雰囲気は悪くはない。












そんな中でルルと見つめ合ってたらルルがとっても愛おしく思えてきた。











出会ったときにしたハグの記憶が蘇る。














また抱きしめたくなった。












いや
















キスもしたいぞ

















酔いが僕を暴走させようとする(←酔いのせいにしてるけど完全にただの本心)


















でもここで抱きしめてキスしたらただの変態やぞ!

















今にも暴走してしまいそうな本心にうまいこと理性がブレーキをかけてくれたので


そこはぐっと堪えて普通の話を続けた。











そんなんしてたら他のみんなも外に出てきた。



先生の歌が終わったから帰ろうって話になった。











みんなは来た道を戻ろうとしていたけど、
僕の泊まるホステルだけは逆方向だったので


ルルと明日会う約束し、最後に軽くハグをして別れた。


















翌日、僕は荷物をまとめ、チェックアウトをし
ルルとの待ち合わせ場所に向かった。






ルルは約束の時間に10分ほど遅れてやってきた。
そしてとりあえず一緒にルルのアパートに向かった。
















「ムケちんは?」





ルルのアパートに着いてまず聞いてみたのはこのコト。





「まだ寝てるよ」







ルルのアパートは4ベッドルームとキッチンという間取り。
ドイツ人の女の子が2人とナオコとルルの4人で住んでいる。





このアパートにはリビングがない


っていうことはムケちんはルルの部屋で寝てるんだろう。




なんとなく予想はできたんだけど、
いざ聞くとなんとも言えない気持ちになった。










ルルの家に着いてまずお土産を渡した。

僕はルルのアパートに厄介になるつもりだったので
ルルのシェアメイトにトルコのお菓子を


ルルにはインドパンツとUAEのラクダストラップとトルコで買ったピアスを渡した。





ルルは早速ピアスを付け替え、パンツを履き替え、ストラップをケータイにつけて
とっても嬉しそうにはしゃいだ。



けっこう悩んで買ったお土産だったので
ルルの喜ぶ顔が見れて嬉しかった。






そのあとはルルのアパートで洗濯させてもらった。
ずっと手洗い、部屋干しだったのでちゃんとした洗濯機で洗剤使って洗えて嬉しかった。
それから外で干せたのも嬉しかった。












洗濯物を干したあとランチを食べようということになり、
食材を買いに出かけた。



ルルは僕がカレーしか作れないと思ってるのかどうか知らんけど

愛二の作ったカレーが食べたい!というのでカレーの食材を買った。


ヨーロッパでもちゃんとアジアンショップがあって、
ちゃんとルーが手に入るからすごいなって思った。







ルルと2人でいるときは自然に会話できた気がした。
ガビやムケちんがいるとやっぱり話しにくいところはある。
冗談なんかも言いにくいし。


だから何気ない会話だったけど楽しかった。









食材を買い揃えて帰宅し、すぐにカレーを作り始めた。




ルルが何か手伝おうかって言ってくれたけど
りんごの皮を”ささがき”で剥くような子なので


簡単なのがいいと思ってお米を炊いてもらった。








カレーを作っているとナオコとムケちんが起きてきた。


午後2時頃だった。










2時起きてくるってことは昨日何時に寝たの?
昨日帰ってからどうしてたの?



したくもない想像もしてしまう。














「そういえば愛二、宿ちゃんとチェックアウトしてきた?」

とルル。



ルルは1泊15ユーロもするホステルに僕が泊まるのは可哀そうだから
どうにかするつもりで昨日僕にホステルをチェックアウトしてくるように言ってきた。


僕も1泊15ユーロもするホステルに長居はしたくなかったので
こう言ってもらえて助かった。



そしてお金のこと以上に
せっかくルルに会いに来てるのにあんまり一緒に居られないのも嫌だったので嬉しかった。















アイルランドに来る前はルルの家に泊まれるなら
リビングでもどこでもいいって思ってた。



でもルルのアパートにリビングはない。
キッチンにはテーブルとイスと小さめのソファが置いてある。

キッチンとして十分だけど、寝泊りするには少々辛い感じ。





「キッチンはみんな使うし、常にみんないるから
 すごくストレスになると思うけど、ごめんね。
 
 でもちゃんとシェアメイトには言ってあるから」



と申し訳なさそうにルルが言った。










全然!全然!!



タダで泊めてもらえるんならそんなん大丈夫!









って前なら答えてたと思う。











でも







泊まれる訳ねー!












好きな人の家に泊まるのに好きな人は別の部屋で男と寝て
自分はキッチンの小さいソファなんかで泊まれる訳ないじゃん








寝る時間までみんなで一緒に居て
じゃあおやすみってルルとムケちんは2階のルルの部屋に行くのに
俺は1人キッチンで寝れる訳ねーじゃんよ














でもムケちんもナオコもそこにいたし、
そんなことはストレートには言えなかった。












どうにか良い方向に転ばねーかと思っとったけど、
なんともなりそうになかった。



ホステルに戻るしかなかった。







「どうして?確かに不自由かもしれんけど
 1泊15ユーロもするホステルよりいいじゃない。

 私、愛二にこれ以上お金払わせたくない。
 前に愛二どこだって寝れるって言ってたじゃない」
















どこでも寝れるって言ったけど、それとこれとは話が違うよ!





って心の中で叫んだ。

でも言えない。














したらルルがガビに電話をかけて聞いてくれた。




「愛二、ガビのアパートのリビングなら数日なら泊めてくれるって。
 うちのずーっとうちのキッチンに泊まるのはつらいと思うから
 
 ガビのアパートにも数日泊めてもらって、で、そのうちに他にいい方法がないか
 考えようよ!? ねっ!? 」





ルルは僕の苦しいサイフ事情を知っており、
僕に余計な出費はさせまいと一生懸命になってくれた。












ありがとう。ルル。










でもルルの友達の家なんかに厄介になれる訳ないじゃん。

ガビだけならともかくガビのシェアメイトもおるのに
気まずすぎるやん。







3日どころか


3時間でも嫌やし















・・・






っていうかそもそもそーいう話じゃねーんだよ













俺の方が先にアイルランドに行くことを伝えて泊めてって言ってたのに

なんでムケちんは後から来てゆうゆうとルルの部屋で寝泊りしてんの?







なに?ルルはムケちんのことが好きなわけ??











気になるのはそこんとこだけ。








でも




聞けない












ムケちんは僕の殺気に感づいたのか、
自分はあとから来ることになったのにルルの部屋に泊まってることを
悪く思ってるのかずっと黙っていた。















ムケちんにはキッチンかガビのアパートで寝てもらうから
愛二は私の部屋に泊まって!!









っていう言葉を待っていたけど、
最後までそんな言葉は聞けなかった。









そしてそれがきっとルルの答えなんだろう。










そう思った僕はホステルに戻ることにし、
洗濯物を取り込んだ。















失恋と絶望という津波がすぐそこまで来ていた






けど

僕は気づいてないフリをしてホステルに向かった。




重いバックパックを背負いながら、
重い重い足取りで歩いた。













歩いた









というよりか落ちた














僕の綱渡りは失敗だった。









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「胸をぎゅーんって締め付けるほどの恋愛をする」話⑦

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20100727




初日






ルルと再会した僕はルルに案内してもらい、友達の家に行った。





友達の家に向かう途中で台湾人の友達はもう来てるのか聞いてみた。




「台湾人の友達?誰それ?」

「あれ?台湾で出会った友達が今日来るって言ってなかったっけ?」



「あー彼ね。彼は台湾人じゃなくてドイツ人よ。
 彼はもう着いてて友達の家にいるわ」

「・・・そうなんだ」






一瞬期待がパっと広がって
そんで一気にしぼんだ。








ルルの友達のアパートに着くと
そこにはルルの友人のガビエラとシェアメイトのナオコと欧米風の男性がいた。




その男を見た瞬間に

コイツが俺の恋路を邪魔するにっくきヤローか、

って思ってしまい、ほとんど目も合わさず無愛想な挨拶をしてしまった。



名前は聞いたけど忘れてしまった。








ので、

あんまりよろしくない言葉だけど”ムケちん”と呼ぶことにした。





なんでムケちんかっていうのは説明すると長くなってしまうので
どうしても知りたい人はメールかなんかで直接聞いてください。















僕が到着したときには連中はすでにビールを何本か空けていた。
僕もすぐさまビールをもらい、みんなで乾杯した。


全く料理できないルルに代わってガビ(ガビエラのことをルルはガビと呼ぶので)が
2種類のパスタとサラダを振舞ってくれた。



ルルに久しぶりに再会し、話したいことは山ほどあったけど、
そこにはルルの友人とシェアメイト、さらには恋敵がおり、


さらには僕の人見知りも手伝って
僕はどんなふうに話を切り出していったらいいか分からず、


「このパスタおいしいね」と言ってひたすらパスタを食べた。






ムケちんは僕のことをルルからどういうふうに聞いてるのか分からなかったけど、
僕のことをおもしろくない存在と思っていたのか


それとも僕の体から放たれる凄まじいイ敵意を感じ取ったからか分からんけど
あまりしゃべらなかった。


ナオコはほとんど無口で、ルルが1人でよくしゃべり
ガビがそれに答えている感じだった。






少ししたらルル達がガソリンだのガソリンスタンドだの話をしだして
行かなきゃいけないって言ってきて


なんで車も原付もねーのに
ガソリンスタンドに行くんやろうって思ったら



ルルとガビの友人のペットロールの家に行くっていう話だった









ややこしい名前だ















で、僕も一緒に行くように誘われた。



なんでルルに会いに来て2人でロクに話もしてないのに
他の男の家に行かなかんのやよって思ったけど、



そのややこしい名の友人は明後日スペインに帰ってしまうという
ことだったし、


特に断る理由もなかったので一緒に行くことにした。









もちろんペットロールは今日来たばかりのドイツ人のことも僕のことも知るはずもないから


馬の骨かも分からんムケちんと痩チンが付いていったら
迷惑やろうなぁって思いながら行ったら





ペットロールはルルから僕のことを聞いていて





「世界一周してるなんてすごいね。スペインに来たらぜひ教えてくれよ。
 いろいろと案内するよ」


と言ってくれた。













なんじゃよ




いい奴やんか。












ペットロールの家で軽く雑談し、彼らがお別れの記念写真を撮ったあと
ペットロールも一緒にパブに行った。








なんでもルル達の語学学校の先生がパブでライブをするらしかった。

語学学校の先生だけど、夜はパブで歌を歌うっていうのが
なんとも外国っぽいし、カッコいいなって思った。






連れてってもらったパブはそんなに狭い店ではなかったけど、
けっこう賑わっており、僕達はバラバラに席についた。





「あの人が私達の先生よ」




そう言ってルルは1人の女性を指さした。
僕達がパブに入ったときにはすでに先生は歌い始めていた。
きれいな金髪の女性で、ルルの言う通りきれいな歌声をしていた。
















なかなかルルと2人きりで話せんなぁ



席が離れてしまったので1人で先生の歌を聞きながら
そんなことを考えていた。






ルルは隣にいるガビやペットロールと話したり、
ナオコやムケチンの席まで行って彼等を話をしたりしていた。










しばらくしたら




「アイルランドにきてくれてありがとう」と言って


ルルがギネスビールを持ってきてくれた。









ガビのアパートでたらふく飲み、さらにペットロールの家でも飲んだ僕は
けっこう酔っていたけど、



ルルが気遣ってご馳走してくれたのでグビグビっと一気に飲み干した。
ギネスの味はあまりというかほとんど分からなかった。






先生歌上手でしょ!?みたいな話を少しして
ルルは自分の席に戻っていった。










少ししたら視界が回り始めた。


完全に酔っ払ってしまったと思い、
トイレに行くフリをしてしれーっと外に出た。













店の壁にもたれて座り、1人ぼーっとしていると、
ルルが外に出てきて


「どうしたの?」


と声をかけて僕の隣に座った。













僕はルルと2人きりになった










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「胸をぎゅーんって締め付けるほどの恋愛をする」話⑥

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20100727





予感







「胸をぎゅーんって締め付けるほどの恋愛をする」話①で
2010年1月に僕らが台湾に行ったことを書いた。



僕らが台湾の空港に着いたのは夜中の12時とか1時とかだったけど
ルルは空港まで迎えにきてくれた。





今回(アイルランド行き)は到着は夕方だったし、ルートを変更してルルに会いに来た訳だから
空港まで迎えにきてくれない訳がないって思ってった。


それに僕のこと好きなんだしね。(←勝手な僕の想像)








イミグレを通った僕はトイレに寄って鏡の前に立ち、自分の姿をチェックし
キャップの斜め具合を整えた。








きっと台湾の時みたいに「IG~」って叫びながら近づいてきて
抱きついてくるんやろうなって、


そしたら僕はほんとはめちゃ嬉しいのにその気持ちを抑えてクールを装って
「ルル久しぶりじゃん。元気?」って言ってやるかな


なんていうことを考えながら、緩む口元を引き締めつつエントランスに向かった。





で、出迎えの人が待ってるとこまで行ったけど、
人を待ってる人は誰もいなかった。






どうせこの前ン時みたいにベンチの影に隠れとるんやら?
で、俺が近づいたら不意に現れて驚かそうとしとるんやら?



って思いながらルルの姿を探した。


















コーク航空はちっちゃかった。

ルルはどこにもいなかった。

















学校で居残りさせられとるんやろうか?



ルルが空港まで迎えに来てくれると確信していた僕は日にちと到着時間は教えてたけど、
何時にどこで会うかっていう約束をしてなかったし、コークのこともほとんど調べてなかった。









ダメじゃん。

ルル来てくれんとなんも分からんし!











初めての国で、情報がないっていうのはけっこうきつい。

バックパックがズシリと重くなった気がした。









10分ぐらい現実逃避をしていたけど、ここに居てもしょうがないと
現実を受け止めてインフォメーションの人にシティへの行き方を聞いた。




したらシャトルバスに乗ったら行けると言われたので
シャトルバスに乗り、シティに向かった。



僕はホントにルルが空港まで来てくれると思ってたから
ルルのケータイの番号もルルの住所も聞いてなくて、このままルルと会うのは難しいって思って

バスの運転手にツーリストインフォにの場所を聞いて、
ツーリストインフォ行って地図をもらって、

イミグレを通る時の為に調べておいたホステルに向かった。











バスを降りた場所からホステルまではけっこう遠かった。


トータルで25キロあるバックを前後に担ぎ、
首から3キロのヒップバックをかけ、ホステルに向かった。








おかしいなぁ、こんなハズじゃなかったんやけどなーって、
大量の汗を掻きながら1時間半ぐらいかけてホステルに行った。











チェックインを終えた僕は部屋に荷物を置き、
すぐさまホステル備え付けのパソコンにコインを入れ、メールをチェックした。






そしたらルルから


バスターミナルで待ってるから空港から出てるシャトルバスに乗って
バスターミナルまで来て


っていうメールが来ていた。



















遅いよー












もうホステルまで来ちゃったよー














僕はインフォでもらった地図を見ながらそのバスターミナルまで走った。


けど、バスターミナルにルルの姿はなかった。










僕はルルに荷物を送るためにルルの語学学校の住所は聞いていたので
今度はその語学学校に向かって走った。




語学学校に行けばルルのケータイの番号か住所が聞けるかもしれん。













10分ほど探しまわり、住所と番地が一致する建物を見つけ、息をきらしながら前まで行った。










けど、学校はおもっきり閉まってた。









がってーむ。


















さっきホステルでメール返信したからルルから返事が来とるかもしれんって
思って今度はネットカフェの場所を聞きまくりながらネットカフェに走った。














ルルから


友達の家で夕食を作って待ってるから
この住所に来て


っていうメールが来ていた。







で、今度は書かれてた友達の家に向かった。












けど教えてもらった住所にはすぐには辿りつけんくて10人ぐらいに道を尋ねながら
行ったり来たりしながら





俺、今日どんだけ走っとるんやろう?



とか思いながら探し回った。











フルマラソン走った時よりも息を切らしながら
好きな人に会いに行くのってちょっとドラマちっくでカッコいいかも

とか思いながら。




















でも結局僕は友達の家を見つけれんくて、公衆電話を探し、
メールで教えてもらったルルのケータイに電話をし、


目立つ建物のところまで来てもらうように頼んだ。




















待ち合わせの場所には僕の方が先に着いた。



僕はちっとも落ち着かず辺りをキョロキョロ見渡していた。










したら遠くからルルっぽい子が近づいてくるのが見えたので
僕は反対の方を向き、ルルに気づいてないフリをした。

遠くにいるうちにお互い気づきあっちゃうと接触するまでの時間が微妙やからね。












したら



















「IG~!!」





という声が聞こえ、

振り向くとルルが両手をあげてかけ寄ってきた。















ルルは僕にギューっと抱きついてきて僕の名前を呼んだ。

僕もルルの名前を呼んでギューっと抱きしめた。

















僕達は募りに募った想いを確かめ合うかのように
長い間抱きしめ合った。






















めっちゃ幸せやった
















綱を渡れそうな気がした











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