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ファイティーン詐欺

1227




バスの乗組員に

「どこまで行くんだ?フエか?」

と聞かれ

「そうだ」

と答えると

「それならここで降りろ」

と言われ、14時間ほど乗ったボロバスを降りた




降ろされたその場所は確かにフエだったのかもしれないが
俺らが想像していた中心地ではなかった

辺りを見回すとハイウェイのような大きな道が通っているだけで
まわりには何にもない街の外れのようなところだった


バスは俺らと他に3人くらいの乗客を降ろすと
さっさと行ってしまった


そこには待ってましたと言わんばかりに
バイクタクシーが待ち構えていた


やられた!
と思った時にはもう遅かった


バスはもうけっこう遠くまで行っていた



バス会社とバイクタクシーのやつらにグルになって
俺らをこんなへんな所に降ろしやがったんだ


確かにそこはフエだったのかもしれないが
俺たちはフエの中心地までの運賃として90000ドンも払ったんやんから
頼むよって感じだった


しきりにバイタクのおっさんらが営業をしてくるが
とりあえず無視してどうするか話し合った

さすがに中心地まで歩いて行けるような距離ではなく
尚吾や藍はバスやトゥクトゥクを探していた


俺はもうどうしようもないのでこのままバイタクに乗ってしまってもよかった

値段さえよければ。




とりあえずいくらか聞いてみると
6ドルっていう回答が帰ってきた


これにはさすがの俺も反発した
さすがにそんなふざけた値段ではバイタクを使う気になれなかった


6ドルと言えばこちらでは6回のご飯と6杯のコーヒーが飲めるくらいの大金だ




そんな金額で乗れる訳ねーだろって俺らがブーたれてたら
バイタクのおっさんの1人が一気に値段を下げて
10000ドンって言ってきた

114000ドンがいきなり10000ドンになり
たかたさんもびっくりするくらいの値下げだった


俺はその値段だったら妥当な金額だし
まぁ乗ってもいいかなって思ったけど



うちの藍くんはそれでも納得がいかなかったらしく

「5000にして!5000!!」

っ言い出した



そこから本当の値段交渉がはじまった


相手は少しずつ値段を下げ
7000ドンまで下がった


俺はその値段ならもうバッチリじゃん!って思った
よくやったよって。


しかしうちの藍くんは一歩も譲らない。



バイタクのおっさんにしがみついて

5000!5000!!


って頼み通した



最終的には相手が折れ

5000ドンで交渉成立した


値段交渉でうちの藍くんに勝てる奴はあんまりいないと思う

たまに相手がかわいそうになることがあるくらいだ



5000ドンで一応交渉は成立したけど
心配だったので何度も何度も確認した

ここはアジアだからね


尚吾と藍もその辺はぬかりなく出発ギリギリまで確認していた

藍に至ってはバイクに乗ってからも確認したらしい。



バイタクのおっさんは俺の20キロ近い荷物を器用に足元におくと
バイクを走らせだした




何もない田舎の道だったし天気もよかったので
走っていて気持ちがよかった

20分くらい乗っただろうか

こりゃあ歩いては行けんかったなっていう距離を走った




予想通りというかやっぱりそうかっていうか
まぁ想定の範囲内ではあったけれど
バイタクは頼んでもないのに細い路地に入っていき
頼んでもないホテルの前で降ろされた



ホテルからおばちゃんが出てきて俺らを迎えいれようとしたけど
俺らは今日中にハノイに移動するつもりだったので

そのように伝えて
シンカフェ(旅行代理店)で予約をすべく早々にその場を去ろうとした


俺らは約束通り
5000ドンを用意しバイタクに渡そうとしたら
一気におっさんらの表情が変わった


「5000じゃない、500000ドンよこせ」と。



うへへー詐欺だー



たくさんの本で読んだ
アジアのベタベタな詐欺手段・こんなひどいボリを

まさか自分達が経験するとは思わなかった


しかし当然ながら5000ドン以上は1ドンも払うつもりはなかった


だって俺らは5000ドンで交渉成立したから乗った訳で
何ひとつ悪いことはしてなかった


さっさと5000ドン渡して去ろうとする俺らを
おっさんらは体を使って止めてきた



「5000ってさっき言ったやないかよ」

「いや言ってない、50000だ」


お互い譲らず口論はだんだん激しくなっていった


もちろん俺らは1ドンも払うつもりはなかった


「5000って言ったやないかよ!」

指を五本立てて言いつけた



「いや、ファイブ・・・
 

 
 ファイティーンだ」


ファイティーンってなんやよ!!


いったん5000といいかけてそのあと50000に
修正しようとしたんやけどめちゃめちゃ無理矢理やった





おそらくバイタクのおっさんらは俺らを宿に連れていけば
宿からマージンが入るから
俺らが宿に泊まれば5000ドンでOKだったんだろうけど
俺らが宿に泊まらないもんだから
宿からのマージンがもらえないためにムキになってたんだと思う




さっさとお金を渡して去ろうとする俺ら。
それを鬼の形相をして体で阻止しようとするバイタクのおっさん


状況はちっとも発展せず
時間がだけが経っていった


俺らには時間がないので強引に行こうとしたら
1人のおっさんが尚吾の鞄をひっぱり引き止めた


「触わんじゃねーよ!!」


うちの尚吾くんはだいぶお怒りのようだ


「やべーむかつく。コイツ殴っちゃいそうや」

と、尚吾


さすがに殴ってしまったらまずいよと
抑えるようには言ったけど

実際ちょっと殴ってほしかった



いつもは穏やかで他人に怒りをあらわにしない俺(俺的に)だけど
いつまでも優しい口調で話しとったら
相手にデカイ態度をとらせてしまうと思い

いつになく怒った口調で

「ふざけんじゃねーよ、お前ら5000ドンって言ったやねーかよ」

と言って体で止めようとするおっさんをすり抜けようとした



最初に5000ドンで納得したおっさんに


「お前5000ドンって言ったよな!?」

って言って睨みつけてやると


俺から目をそらし
弱弱しく首を横に振った


コイツだけは身に覚えがあり
自分らが間違っていることを認めているのか
他のやつらに比べて威勢が弱い


いつまでも終わりの見えない口論をしていてもしょうがないので
俺はその威勢の弱いおっさんに無理矢理
5000ドン札を握らせ

止めようとするおっさんを振り切って
逃げ出した


尚吾も力づくでかよくかわらんけど
交わして来ていた


おっさんらは最後の最後までベトナム語でわめいていた

そんで最終的になんでかわからんけど


こんな金要らんわ!みたいな感じで俺がさっき無理矢理
握らせた5000ドンを俺のポケットに入れてきた



やるって言っとるんやで5000ドンだけでもとっとけばいいのに

って思ったけど相手が要らないなら仕方ないとし

その場を去った




俺らは悪くない、そう思ってる

ただお互い気分のいいものではなかったと思うしこういうのは止めてほしいと思う












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    人生を賭けて飛び出した海の向こうで

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    何を感じ、
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    タフな旅に憧れながらも小綺麗に魅せたい、
    シャイでネガティブ思考な男

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